骨髄バンク

私は献血が好きで、献血カーを見かけると、街頭でもどこでも献血をしていました。ここ数年は妊娠と授乳期の繰り返しだったので、規定によりできませんでしたが、終えたら献血を始めるつもりです。献血は簡単に気軽にできるボランティア、どこかで誰かの役に立てるのなら、こんな嬉しいことはありません。

ところが骨髄バンクのことは昔から聞いたことがありましたが、同じボランティアなのに、こちらの方はドナー登録していませんでした。なぜならドナー登録のこともよく分かっていなかったし(分からないのに調べようともしなかった)、骨髄を抜くのは激痛を覚えると聞いたことがあったので、怖いという気持ちがあったからです。
身近な人がもし骨髄を必要としていれば、迷わずドナーになっていたと思います。しかし今までそういう状況はなかったので、どこかで自分には関係のないことだと思っていました。

ところが今、母が悪性リンパ腫という血液疾患にかかってしまい、移植を必要とするようになり、初めて自分の愚かさに気が付きました。街頭で骨髄バンクのドナー登録を呼びかける運動員を見かけても、話も聞かなければ、ビラも受け取らない、他人事だと思って軽く考えていた私への試練でしょうか。母は先日のHLAの検査で姉弟と一致しなかったので、自家移植で対応できなかった場合は骨髄バンクでドナーを探すことになります。

私は初めて骨髄バンクのウェブサイトにアクセスしました。ドナーになるために必要なのは、たった10ccの採血です。そして待機期間は人それぞれですが、数ヶ月で提供の機会がある人もいれば、数年経つのに未だ機会がない人もいます。極端な話、登録するだけでも良いのです。HLAが一致した人の中から、その時の健康状態や仕事・生活状況などからトータルに判断して、最終的にドナーが決定します。
実際に提供するかどうかは、その時になって考えても遅くはないのです。だからもし今の私のように、授乳中で子供を置いて入院できない事情があるとか、そういう場合は対象から外れます。

1番の問題は、ドナーとして骨髄を提供するために、全身麻酔をした上で骨髄を採取するので、4~5日の入院が必要になるということではないでしょうか。今、私は『痛そうだから嫌』という気持ちは全くなくなりましたが、やはり小さな子供を残して入院するわけにはいきません。ですが、あと数年経って、そういう事情がなくなった時にはドナー登録しようと思っています。今すぐ登録して、もし提供の話がきたら、それを断るのも嫌ですからね。

健康であればあるほど、骨髄バンクなんて縁のないことだと思うでしょうけど、健康だからこそ、関心を持ってもらいたいのです。健康なあなたの骨髄が、骨髄が必要としている人、骨髄がなければ生きられない人の大きな大きな力になります。

ページトップ

病気になって・・・乳がんの話へ進む

Copyright(C)2006-2014 AKIKO. All rights reserved.