悪性リンパ腫とは

悪性リンパ腫とは?

悪性リンパ腫は、血液のガンです。同じ血液のガンに白血病があります。悪性リンパ腫は、白血球の中のリンパ球がガン化した悪性腫瘍で、リンパ節が腫れたり、腫瘤(しゅりゅう)ができる病気です。リンパ節以外の場所にもできることがあります(節外性リンパ腫)。
血液はいろいろな種類の細胞からできています。これらは全て1つの造血幹細胞から生まれたものです。幹細胞がいろいろな細胞へと成長していく過程でガン化が起こるため、血液のガンにはたくさんの種類があるのです。

どれくらいの割合で発症するの?

日本で1年間に発生する悪性リンパ腫は約10000人と言われています。つまり12000人の1人の割合で発症していることになります。

どんな種類があるの?

悪性リンパ腫の中にはホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫があります。日本人の悪性リンパ腫では、ホジキンリンパ腫は約10%と少なく、大半が非ホジキンリンパ腫です。
リンパ球には、B細胞、T細胞、NK細胞の3種類があり、稀なものまで含めると、非ホジキンリンパ腫は30種類くらいになります。詳しく検査を行い、どのタイプのリンパ腫であるのか、悪性度や病期、体力・全身状態なども考慮した上で、治療を進めていくことになります。

B細胞由来68%、T細胞由来20%、NK細胞由来5%、ホジキンリンパ腫5%、その他2%

日本人に最も多い悪性リンパ腫は、【びまん性大細胞B型リンパ腫】で、ガン化する細胞のタイプもB細胞が最も多くなっています。

悪性度による分類
悪性度 B細胞性 T・NK細胞性
低悪性度 年単位でゆっくり進行するタイプです。おだやかで症状も起こしにくいので、病気と付き合っていく治療がメインです。
  • 濾胞性リンパ腫
  • MALTリンパ腫
  • 小細胞性リンパ腫
  • 形質細胞リンパ腫
  • 菌状息肉腫

※皮膚が赤らんだり、湿疹ができたりと多様な症状を起こす

中悪性度 月単位で進行します。実際にはさまざまな性質の病気があることから、【中~高悪性度】と表現することもあります。
  • マントル細胞リンパ腫
  • 濾胞性リンパ腫
  • びまん性大細胞リンパ腫
  • 抹消T細胞リンパ腫
  • 血管免疫芽球型
  • 鼻型NK/T細胞リンパ腫
  • 未分化大細胞リンパ腫
高悪性度 見つかり次第、強力な治療が必要な、非常に進行が速いタイプです。病状は週単位で変化していきます。
  • リンパ芽球性リンパ腫
  • バーキットリンパ腫
  • リンパ芽球性リンパ腫
  • 成人T細胞白血病リンパ腫
病気(進行度)の目安
非ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫
Ⅰ期 体の左右どちらかの側の首のつけ根、脇の下など、ある1ヵ所(1つのリンパ節領域)にリンパ節の腫れがとどまっています。 脇の下や首のつけ根周辺など、1つのリンパ節区域、または1つの組織や臓器だけにかたまりが限られている状態です。
Ⅱ期 リンパ節の腫れが離れたところに、2ヵ所以上ありますが、その範囲が横隔膜より上、または下だけになっています。 2つ以上のリンパ節区域、またはリンパ節とそれ以外の臓器にもかたまりがあるが、横隔膜の上か下、どちらかにとどまっています。
Ⅲ期 横隔膜の上下、両方の範囲にリンパ節の腫れができています。 横隔膜を境にして、上下両方のリンパ節領域に病気があります。肝臓や脾臓に広がっている場合も含みます。
Ⅳ期 リンパ節以外の臓器、肝臓や骨髄に悪性リンパ腫の細胞が広がっている状態です。 病気が離れた場所に飛び火している、またはリンパ節以外の臓器にまで広がっている状態です。

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